鈴木知事との連携を危ぶむ市議会各会派に対し 信頼関係を深めしっかり連携することを強調 静岡市 難波喬司市長

静岡市議会で代表質問が行われ、各会派から難波市長に対して鈴木知事との連携について質問が相次ぎました。

自民党静岡市議団 畑田響幹事長
「これまでの経験から地域などに偏りが出るのではないかという懸念の声があることも事実ではないか」

創生静岡 長沼滋雄議員
「(知事選挙は)静岡対浜松の地域間対立の構図があったという指摘も聞かれた」

代表質問では鈴木知事との連携について質問が相次ぎました。

知事選挙では、鈴木知事の対立候補の支援に回った市議会の最大会派自民党静岡市議団の畑田響幹事長は。

自民党静岡市議団 畑田響幹事長
「時にはトップ同士が直接ひざとひざをつき合わせて 議論し、課題解決していくことが求められています。鈴木知事が就任しましたが、県との連携について、今後どのように進めていくのか」

静岡市 難波喬司市長
「様々な機会において、共通の行政課題に対して知事との意見交換をしっかりと行い、信頼関係を深めていく。知事と市長の良い協力関係が、県と市の職員との良い 協力関係につながる。知事と市長、県と市役所全体で、緊密に県市連携を図っていく」

また、県とは別に市が独自で有識者と環境への影響について議論を進めているリニア問題については。

自民党静岡市議団 畑田響幹事長
「静岡市はリニア新幹線事業を推進するため、県とどのように進めていくか」

静岡市 難波喬司市長:
「リニア中央新幹線事業についての鈴木知事の考えは、市の方向性と同じと考えている。知事が交代したが、それによってリニア事業への市の姿勢や、環境影響評価の進め方を変える必要はない。必要な場面でしっかりと 知事、市長で意見交換をすることが大事だと考えている」

その後、市議会の第2会派創生静岡からは。

創生静岡 長沼滋雄市議:
「東静岡周辺地区において今後鈴木知事とどう連携するか」

静岡市 難波喬司市長:
「これまでのまちづくりは 明確な将来像を 示したものではなかった。国道1号をまたぐペデストリアンデッキの整備や、新たな交通手段の次世代交通の導入も、考えていく必要がある。東静岡のまちづくりは、これからの30年を考える大きな転換機を迎えている。こうした局面では、市長と知事がしっかりと連携することが、極めて重要になる」

静岡市議会の論戦は28日までです。

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