東農大 駒大に16安打6得点の快勝 93年秋以来の1部復帰へ逆王手

 ガッツポーズをする東農大・和田(左)と古川

 「東都大学野球・入れ替え戦・2回戦、東農大6-2駒大」(26日、神宮球場)

 2回戦3試合が行われ、東農大が駒大を破って1勝1敗とし、93年秋以来31年ぶりの1部復帰へ逆王手をかけた。2部6位の立正大、3部6位の成蹊大は、いずれも連勝で残留を決めた。

 チーム一丸で望みをつないだ。東農大が16安打6得点で快勝だ。

 初回に連打で2死一、二塁とすると、主将の和田(4年・習志野)が右前打を放ち、二走が先制の生還(得点は捕手の落球)。3-1の四回には古川(4年・神村学園)に大学1号となる左越え2ランが飛び出し突き放した。投手陣では2番手の松村(4年・敦賀気比)が5回1失点と力投。北口監督は「昨日電話があって」と志願の登板だったと明かした。

 1回戦は2安打で「完敗でした」と和田。敗戦後にミーティングを行い、「思い切ってやること」を再確認したことが奏功した。「『1部で試合をしなきゃ意味がない』と言い聞かせてずっとやってきた。このチャンスを絶対につかみ取りたい」。31年ぶりの舞台へ、全員で力を尽くす。

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