![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1178787946719019326/origin_1.jpg)
「阪神1-1中日」(26日、甲子園球場)
5勝目とはならなかったものの、阪神・大竹にとって自信となるマウンドとなった。今季最長タイの7回を7安打1失点。納得した表情で汗を拭った。
「粘り強く投げていくことができました」。いきなり危機を招いた。初回先頭のカリステに中前打を許したところから四球も絡んで1死満塁。ただ、石川昂は変化球でカウントを整え、最後は高め直球で空振り三振。続く福永も左飛に抑えて先制点を許さなかった。プレーボール直後のヤマ場を越えた勢いに乗り、二回は三者凡退。5回67球とテンポ良くアウトを重ねた。
先発して6回4失点だった前回12日・オリックス戦(京セラ)から中13日での登板。久しぶりのマウンドは「しっくりこない」と違和感を抱いた。痛恨だったのは1点リードの六回。2死から細川に外角直球を捉えられて、右翼ポール際に同点ソロを浴びた。それでも、「引きずる感じではなかった」とすぐさま切り替え。七回2死三塁は代打・中島を二ゴロに打ち取って勝ち越しは許さなかった。
「調子のいいときに抑えられるのは当たり前。今日みたいな日に、なんだかんだ1失点の方が僕としては価値が高い」。本調子ではない中でいかに粘れるか。悪いなりに抑えられたことに手応えを深めた。
「どう試合を作るかを大事にしていきたい」と左腕。持ち味のゲームメーク能力に磨きをかけた一夜となった。