松本人志〝フライデー馬乗り写真〟に新事実 渡邊センスの訴訟で争点にせず

松本人志

お笑いコンビ「クロスバー直撃」渡邊センス(40)が「ダウンタウン」松本人志(60)に女性を〝上納〟していたと1月以降、フライデーに複数回報じられて名誉毀損されたとして、発行元の講談社を相手取った訴訟は、25日に第1回口頭弁論が開かれた。一連の報道の中で注目されたのが、「馬乗り写真」だ。SNSでは合成説まで指摘されたが、いったいどうなったのか――追跡した。

松本、渡邊、渡邊の知人女性A子さん、B子さんら計6人は2018年10月、大阪市の高級ホテルであった飲み会で顔を合わせた。これについてフライデーはA子さん本人の証言として、飲み会がいったん解散した後、松本、A子さん、B子さんの3人で飲み直したと報道。松本は仰向けになり、B子さんをまたがらせたとした。このシーンを撮ったとする写真も掲載し、「馬乗り写真」と伝えた。写真の手前には女性らしき足が見切れていたため、A子さんが撮ったことになる。

だが、渡邊はこれに猛反論している。自身のユーチューブの2月5日配信の動画で、飲み会が一旦解散した後、A子さんは渡邊の自宅に泊まったとし、3人での飲み直しは物理的にできないと主張。馬乗り写真は「誰が撮ったのって話」と首をひねった。続けて同月17日配信の動画で、A子さんはフライデーに証言していないとA子さん本人から打ち明けられたと告白。A子さんは馬乗り写真についても関与を否定したという。吉本興業関係者の話。

「馬乗り写真は合成ではないかとSNS上で指摘されました。社内では、仮に本物だったとしても問題になった飲み会(18年10月)の写真ではないとみています」

渡邊側の訴状では、馬乗り写真について一切触れなかったことも分かった。

「訴訟の審理では馬乗り写真の真贋ではなく、何よりも渡邊さんが松本さんに女性を〝上納〟していたとする報道の誤りを認めさせ、名誉回復を図りたい。そのため、訴状の段階では馬乗り写真について指摘することはなかったわけです」(前出関係者)

訴訟でフライデーは争う姿勢を見せており、8月26日に非公開で行われる協議で反論していく。

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