リーグ6連敗でJ1最下位の現状は「私に責任がある」。FC東京戦後に吐露したペトロヴィッチ監督の真情【札幌】

2024年6月26日、アウェーでFC東京に敗れた北海道コンサドーレ札幌は、これでリーグ6連敗。最下位から抜け出せない現状について、ペトロヴィッチ監督は「連敗中、最下位のチームが敗れた試合の後で何をコメントするのか難しい」と真情を吐露した。

5月19日に柏レイソルに1-2と敗れ、5月25日には鹿島アントラーズに0-3と完敗。東京ヴェルディとのアウェーゲーム(6月2日)を3-5で落とすと、6月15日に京都サンガF.C.、6月23日に横浜F・マリノス、そしてこの日、FC東京にも完封負けと厳しい状況が続いているのだから、「コメントするのが難しい」のは当然かもしれない。

「最下位にいる現は監督である私に責任があります」と話したペトロヴィッチ監督。「若い選手たちは頑張ってくれた」と評した指揮官も、「ここ最近は怪我人が多い」点に懸念を示していた。

「荒野(拓馬)、青木(亮太)、浅野(雄也)、宮澤(裕樹)、キム・ゴンヒ、チェック(スパチョーク)、高木(駿)。このように怪我人が多い状況の中で戦っているのが札幌の現状です」

ただ、17位のサガン鳥栖とは勝点6差で、シーズン後半戦はスタートしたばかり。ペトロヴィッチ監督は「ひとつの勝利が浮上するきっかけになる」とコメントしている。

次節はアルビレックス新潟とのホームゲーム。

「ここで勝てれば私は残留が現実的になる。そういうきっかけを掴めると信じています」

ペトロヴィッチ監督の言葉は選手、ファン・サポーターにどう響くだろうか。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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