「すごいワクワク」「追い越さないと」去就注目の町田浩樹、ELリバプール戦で刺激。遠藤航も日本人対決に歓喜「増えていけばいいな」

遠藤航(リバプール)が6月22日、出身地の横浜でサッカーイベント「遠藤航カップ」を開催。ゲストの町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ)と共に、小学生と触れ合った。

日本代表の2人は2023-24シーズン、ヨーロッパ(EL)のグループステージで2度対戦。いずれも両者揃って先発したなか、それぞれホームで勝利を収め、1勝1敗で終わった。

イベント終了後、「僕も航君も海外に住んでいて、日本の子どもたちと接する機会は少ないので、こういう機会を作れて良かったです」と笑顔で語った町田は、続けて先輩とのELでの顔合わせを回想。まずそもそも、屈指の強豪と、これまた世界有数のスタジアムで戦えたことに感動を覚えたようだ。

「リバプールというビッグチームとアンフィールドでやれたのは、僕らベルギーのチームにとってはすごいワクワクしたし、楽しかったです。やっぱりあのトップレベルの中で航君がプレーしているのは日本人としても誇りに思いますし、早く僕もそこに追いつき、追い越さないといけないとすごい感じた試合でした」

また、遠藤も日本人ダービーで強い刺激を受けたという。プレミアリーグでは冨安健洋(アーセナル)、三笘薫(ブライトン)らもプレーしているものの、直近のシーズンは怪我で不在の期間が多かっただけに、喜びもひとしおだ。

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「冨安や三笘が怪我でいなかったりで、そもそも日本人対決があんまりなかったので、こうやってヨーロッパの舞台で日本人と対戦できるのはすごく嬉しいです。もちろん、僕はリバプールにいるなかで、できるだけ違いを見せられるように頑張らなきゃなと対戦しましたけど、日本人対決ができたことは嬉しいですし、今後も増えていけばいいなと思いました」

さらに、交流を通して感じた反響について、去就が注目を集める26歳が「ベルギーリーグだと注目度はそこまで高くないですが、日本代表戦を地上波で流してもらったりして、子どもたちから『この前のシリア戦見ました』と言ってもらえました。だけど、先輩に追いつけるように、まだまだ頑張りたいです」と伝えれば、森保ジャパン主将の31歳もこう意気込みを示した。

「リバプールの服を着て来てくれる子どもたちが多くいたので、見てくれているのかなと感じました。子どもたちだけでなく親御さんも含めて...『パパがサッカーをめっちゃ見てる』『リバプールを見てる』みたいなことを声掛けてくれた子がいっぱいいて、すごく嬉しいです。活躍する姿をこれからも見せ続けられるように頑張りたいなと思いました」

今夏に両者が移籍しなかった場合、ユニオンSGが予選を勝ち抜けば、欧州最高峰のチャンピオンズリーグで激突する可能性がある。追いつき、追い越せの熱き日本人ダービーに期待したい。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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