コーヒーを身近に感じて 希少豆使用、オリジナル商品の販売開始

3種類のオリジナル商品

 いわき市植田町の珈琲(コーヒー)焙煎(ばいせん)所ぼうしは、最高品質のコーヒー豆「スペシャルティコーヒー」を活用した3種類のオリジナル商品の販売を始めた。このコーヒー豆は流通量の約5%ともいわれており、同店代表の坪井敦さん(46)は「コーヒーに対する新たな価値観を感じられる商品になっている」とアピールする。

 オリジナル商品は「珈琲飴」(380円)、「コーヒービール」(330ミリリットル、990円)、「コーヒーアイス」(500円)。いずれも数年前に商品化しているが、販売ごとにコーヒー豆は変えている。

 珈琲飴に使っている豆は、販売前の豆をテスト焙煎したものだ。以前は、自己消費や他人に譲っており「廃棄の側面が強かった」。サステナブル(持続可能)を考慮し、市内の老舗飴店と協力して開発したという。

「コーヒーの新たな価値観を感じてほしい」と語る坪井さん

 商品に共通しているのは「コーヒーを身近に感じてもらいたい」との思い。いずれも販売のたびに人気が集まり、リピーターも多い。今回は、珈琲飴はブラジル産、コーヒービールは中国産、コーヒーアイスはエチオピア産の豆をそれぞれ使用。坪井さんは「新たな出合いを楽しめる」と出来栄えに胸を張った。

 オリジナル商品は同店などで購入できる問い合わせは同店(電話0246.88.9388、正午~午後7時、不定休)へ。

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