「住みここち」朝日町が2年連続1位 三重県内ランキング、大東建託調査

 大東建託(本社・東京都港区)は26日、県内の居住者を対象に調査した「いい部屋ネット街の住みここちランキング2024<三重県版>」を発表した。住み心地では、朝日町が2年連続で1位になった。

 調査は20歳以上の男女を対象にインターネットを通じて実施。居住する市町の住み心地や生活利便性、行政サービスなどの9項目について5段階で評価してもらい、1万1723人の回答から平均値を算出した。

 住み心地の上位3町は昨年の調査結果と変わらず、2位は川越町、3位は東員町。伊勢市、津市が続いた。菰野町が昨年14位から8位に上昇した一方、昨年は4位だった玉城町は11位に下落した。

 朝日、川越両町は、交通利便性▽行政サービス▽親しみやすさ▽にぎわい―の4項目で1、2位を独占。東員町は物価家賃、防災で1位だった。上位3町はほとんどの項目で平均以上の評価を受けている。

 同社賃貸未来研究所の宗健フェローは「名古屋圏との距離の近さが順位に反映された」と指摘。上位2町については「行政サービスが充実している」と解説した。

 同社は東海4県の居住者を対象とした東海版のランキングも発表。県内では朝日町(8位)と川越町(9位)が上位15市町に入った。両町とも昨年から六つ上げた。1位は5年連続で愛知県長久手市となっている。

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