TIS、「予測型経営DXサービス」に在庫適正化支援機能を追加

by 三柳 英樹

TIS株式会社は26日、AIを活用した「予測型経営DXサービス」に、在庫適正化支援機能を追加したと発表した。

予測型経営DXサービスは、AIを活用して需要を予測し、その予測結果に基づいて経営の意思決定を支援する製造業向けクラウドサービス。社内外のデータを収集・加工してAIを活用した需要予測を行い、高い精度の計画立案や、より詳細なデータ分析ができるよう顧客をサポートする。

予測型経営DXサービス全体像

今回追加した在庫適正化支援機能は、過去の販売実績データからAI需要予測の精度を計算し、製造リードタイムやロットサイズ情報を使用して適正な在庫数量を自動提案する。さらに、在庫実績と適正在庫数量をグラフ化することで、在庫適正化の効果を視覚的に確認できる。

これにより、販売機会損失を回避しながら在庫数量を最適化することで、キャッシュフロー改善や在庫管理コストを適正化することや、予測型経営DXサービスが提供するAI需要予測と組み合わせることで、適正在庫に基づく需給連携による購買計画や生産計画の最適化が期待できるとしている。

TISでは、予測型経営DXサービスは今後、AI予測を活用した客観的な数値に基づく顧客のデータドリブン経営実現を支援するとともに、基幹システムへの組み込みや適用領域の拡大を目指すとしている。

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