雇調金750万円詐取疑い、夫婦ら3人を再逮捕 南相馬署

 新型コロナウイルス対策の国の雇用調整助成金約750万円を不正受給したとして、南相馬署は26日までに、詐欺の疑いで埼玉県富士見市、会社役員の男(58)ら3人を再逮捕した。3人が詐欺容疑で逮捕されるのは3回目。

 ほかに逮捕したのは、男の妻で事務員(27)、千葉県市原市、建設作業員(58)。逮捕は男と妻が26日付、建設作業員が25日付。

 3人の再逮捕容疑は2020年7月ごろ、共謀し、男が当時代表を務めていた土木工事・運送会社(南相馬市)の従業員が休業したとの虚偽の内容を福島労働局に申請し、雇用調整助成金約750万円をだまし取った疑い。

 同署は捜査に支障があるとして、3人の認否を明らかにしていない。3人はこれまで計約1500万円の雇用調整助成金をだまし取ったとして詐欺容疑で逮捕されていた。

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