犬の「ひっかき反射」はなぜ起こる? 犬のおなかをなでると足をバタバタさせる理由

犬のお腹などを撫でたとき、愛犬が足をバタバタさせることはありませんか? この犬の仕草のことを「ひっかき反射」というそうです。

では、犬のひっかき反射はなぜ起こるのでしょうか?

「犬のお腹を撫でると足をバタバタさせる(ひっかき反射が起こる)理由」について、いぬのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生が解説します。

犬のお腹を撫でると反射的に足が動いてしまうことがある

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

犬がお腹を出しているときなどに、お腹を撫でたり触れたりすると後ろ足をバタバタと動かしたり体をかくような動作をみせることがあります。

このような動作のことを「ひっかき反射」といいます。

犬の体のどこを撫でるとひっかき反射が起こる?

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

犬のひっかき反射は、お腹や背中などの神経が集まっていて敏感なところで起きやすいといわれています。

犬のひっかき反射が起こる理由

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

犬のひっかき反射は、体の防御のための反応のひとつとされています。

体の防御のための反応とは、外からの刺激に対して犬が体を反射的に守るために体をかくような動きをしたり、刺激のもとを排除するような動きをする反応のことです。

ひっかき反射は体がかゆくて足を動かしているとは限らない

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

お腹を撫でたときに愛犬が足をバタバタさせるとき、飼い主さんのなかには「かゆいの? 」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ひっかき反射は必ずしも体がかゆくて足を動かすとは限りません。

あくまで犬の体の表面の神経が刺激に対して反応することで、まるでかゆいかのような行動を引き起こしているだけなので、実際は犬が体を撫でられて気持ちよさを感じているという状況もあるでしょう。

愛犬に触れたり撫でたり、マッサージをしたり、ブラッシングをするときなどの参考にしてくださいね。

(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください

© 株式会社ベネッセコーポレーション