![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1178889966585430175/origin_1.jpg)
ドジャース打線をけん引する切り込み隊長の勢いが止まらない。
現地6月26日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でシカゴ・ホワイトソックスと対戦し、4対0で勝利を収めて同一カード3連勝を達成し、連勝を4に伸ばした。「1番・指名打者」で先発出場した大谷翔平は初回に2戦連発となる先頭打者ホームランを放つなど、10試合連続打点となる2打数1安打1打点で打率を.322に上げ、打率とホームランの「リーグ2冠」を快走している。
前日は24号先頭打者アーチで1955年のキャンパネラに並ぶ9試合連続打点をマークした大谷。この日もプレーボール直後に快音を響かせた。
第1打席、大谷は相手右腕エリック・フェディの甘く入った90.9マイル(約146.3キロ)のカットボールを弾き返すと、右中間の中段へ運んだ。打球速度113.9マイル(約183.3キロ)、飛距離437フィート(約133メートル)を計測する文句なしの当たりはマーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)に4本差をつけるリーグトップの25本に伸ばした。ドジャース専門メディア『Dodger Insider』によると、大谷の10試合連続打点はロサンゼルス移転後としては初の球団記録だと報告しており、104年を誇る名門球団の歴史に日本人スラッガーが新たなページを刻んだ。
第2打席は3回無死一、二塁の好機で回ってきたが、ここは相手が勝負を避けた四球で満塁に広げると、続くテオスカー・ヘルナンデスが右犠飛で加点。さらにフレディ・フリーマンの2点右二塁打で効果的にドジャースが得点を挙げ、リードを4点にした。
そのあと大谷は5回の第3打席は三邪飛。7回2死一塁での第4打席は再び四球で出塁したが、ここは得点にはつながらず。しかし、リードオフマンとして攻撃を引っ張る背番号17は打率を.322に上げ、リーグトップをキープしている。
投げては先発ギャビン・ストーンが速球、変化球ともに切れ味が素晴らしくホワイトソックス打線を翻弄する。9回のマウンドも上がり、4安打完封となる快投で今季9勝目(2敗)を飾った。
構成●THE DIGEST編集部