福井豪雨から20年 “災害に対する危機感”を日ごろから 大規模災害・ボランティア活動のパネル展

福井豪雨から20年。過去の災害を未来の教訓にしてもらおうと、県内の大規模災害やボランティア活動のパネル展が、福井市内で開催されています。

福井市の総合ボランティアセンターで開かれているパネル展では、76年前に発生した福井地震をはじめ、1997年に起きたロシアタンカーの重油流出事故、20年前の福井豪雨など、大規模災害を中心に当時の映像や記録写真が展示されています。

毎年この時期に行っているパネル展ですが、今年は福井豪雨から20年という節目の年を迎えることから展示スペースを拡大しています。

福井豪雨は2004年7月18日、早朝から昼前にかけて激しい雨が降り続き、美山では1時間あたり87ミリの雨を観測しました。この日1日で7月の1カ月分を越える雨量を記録。美山を襲った集中豪雨は激流となり足羽川が決壊、倒壊や浸水など被害を受けた住宅は11000世帯を上回りました。

被災地の復旧復興に欠かせないのが災害ボランティアの存在です。福井豪雨でも県内外から多くのボランティアが駆けつけました。

福井市のボランティア推進課では「災害の後、復旧のために多くの災害ボランティアが尽力していることを知ってほしい。これから災害の多い時期。大規模災害の被害を知り、危機感を持ってほしい」と話しています。

このパネル展は7月21日まで開かれています。

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