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どすこい大砲から全く快音が聞かれない。
ソフトバンクの山川穂高(32)が昨26日のオリックス戦で5打席に立って4打数無安打1四球。5月22日の楽天戦で2打席連続本打を放って以降、111打席連続ノーアーチとドツボにはまっている。
西武時代から「調子に波があり、一回悩みだすとスランプは長い」と言われてきた。2019年にも27打席連続無安打と、大スランプに陥った時期があった。
今回は安打こそ打っているとはいえ、交流戦で本塁打ゼロに終わったばかりか、1カ月強も本塁打を打てていない。4年前よりも深刻な状況と言っていい。
「それでも12本塁打、49打点はもっか、リーグ2冠。相手バッテリーにとって山川の存在がプレッシャーになっているし、チームも勝ち続けている。十分働いてくれていますよ」と、チーム関係者はかばうものの、このまま低空飛行が続けば、それこそ戦犯扱いされかねない。
「球界全体で山川に対する“アレルギー”は、完全に消えたわけではないですから」と、福岡の放送関係者。
「昨年、知人女性との強制性交容疑で書類送検され、不起訴処分になった。禊は済んだというのが大半の見方でしたが、先日の古巣・西武の親会社の株主総会では、『ソフトバンクによるタンパリングがあったのではないか』『グループ全体にどれくらいの損害額があったのか』『不法行為を起こした選手に損害賠償を訴えないのか』などと、山川関連の質問が多く飛び交った。西武がコンプライアンスの観点から事実上放出した選手を、ソフトバンクは4年総額20億円といわれる高額年俸で獲得した。期待通りの活躍ができなければ、ソフトバンクのファンも黙っちゃいないし、フロントの責任問題にも発展しかねません。今は山川に対する否定的な声は目立ちませんけど、チームが調子を落とそうものなら、山川に対する風当たりが強まるでしょう」
確かに、山川はこのところ全く本塁打を打っていないにもかかわらず、福岡方面では否定的な見方は多くない。チームが首位を独走するなど、勝ち続けているからにほかならない。
余計な雑音を生まないためにも、いち早く「どすこいポーズ」を決めたいところだ。
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日刊ゲンダイは山川に対し「古巣への不義理、SBファンの拒否反応をどう思っていますか?」と直球の質問をぶつけた。そこで返ってきた「意外な答え」とは――。
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