手塚治虫『三つ目がとおる ミッシング・ピーシズ』発売 巨匠の編集術が堪能できる貴重な1冊

『三つ目がとおる ミッシング・ピーシズ』(手塚治虫 著)が7月10日に立東舎より発売される。

本書は漫画『三つ目がとおる』を雑誌掲載時の初出版と単行本版を見比べることができる1冊。単行本化の際に大胆なアレンジを施していた手塚治虫のクリエイティビティの一端に触れることができる書籍だ。

収録作の中でも、とくに「キャンプに蛇がやってきた」はほとんど同じ絵であるはずなのにセリフが違うことで全く別の作品となっていることに驚かされるだろう。

また第1話「三つ目登場」は原画をカラーで掲載しつつ、連載最終話(「スマッシュでさよなら」)も掲載。新たに発掘された素材を含むおよそ60枚におよぶネームやキャラクタースケッチ、連載時の扉絵や自筆のシノプシスなどの関連資料も収録される。

(文=リアルサウンド ブック編集部)

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