すとぷり運営、ハッシュタグ使う荒らし行為に法的措置 未成年でも「容赦無く対応」

エンタメユニット・すとぷりなどをプロデュースする株式会社STPRが6月26日、誹謗中傷や迷惑行為の一類型である「荒らし行為」への対応方針を発表した。

STPR所属クリエイターに関連するハッシュタグを付けて、見た者に不快感を与える投稿を確認したとして、法的措置を進めていることを報告。

具体的には、「弁護士や警察当局と連携しながら、画像の削除要求、投稿者個人の特定作業を進めており、特定後は損害賠償請求や刑事告訴等の法的措置を進める所存」としている。

また、荒らし行為の悪質性を鑑みて、仮に未成年者が行っていた場合でも同様の措置を講じる予定だという。

STPR代表のななもり。「容赦なく対応していきます」

STPRの代表取締役をつとめるすとぷりのリーダー・ななもり。さんは、6月26日に自身のXを更新。「対応可能な悪質性の高い投稿から随時開示請求を含めた法的措置を行っていきます」と述べた。

続けて、SNSへの投稿に対する法的措置の経験から、無数の行為者がいると見られる場合も、対応してみるとたった1人が迷惑行為を繰り返している例がほとんどだと言及。

「今回のも結果そうだろうなと推測してるし、容赦なく対応していきます」と表明している。

ANYCOLOR運営にじさんじのタレントも同様の被害 行為者に損害賠償を請求

Xにおけるハッシュタグを悪用した迷惑行為は、タレントのファンが不用意に不快な画像などを見せられるというものだ。

もとはファンアートや配信中の感想を投稿するために設けられたハッシュタグを悪用する手段なこともあって、防ぐ手立てが乏しく、長らく問題視されてきた。

さらに誰でも簡単に行えてしまう手軽さもあり、被害が後を絶たない。そのため、今回の件に限らず対応に乗り出す事務所は多い。

直近には、バーチャルライバーグループ・にじさんじを運営するANYCOLORが、同様の迷惑行為を行った者に損害賠償を請求する訴訟を起こしている。

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