富士山で見つかった3人の遺体 静岡県警の山岳救助隊が1人の遺体を収容 身元の確認を急ぐ

富士山の静岡側の火口付近で3人が心肺停止の状態で見つかりその後死亡が確認されました。警察が身元の確認を急いでいます。

石田和外アナウンサー:
「山岳遭難救助隊が確認できました。午後1時15分です。富士山の山頂静岡県側の火口付近です。山岳遭難救助隊の隊員が山頂を目指して登っています」

警察によりますと、富士山静岡県側の火口付近で登山者とみられる心肺停止の3人が見つかり、その後死亡が確認されました。

警察は21日に行方不明となっていた東京都日野市の男性会社員(53)を捜索していて、3人を見つけたということです。

行方不明となっていた男性について、須走口にある山小屋の代表はこう話します。

東富士山荘 米山千春代表:
「この方は日曜日の朝家族に頼まれて、探しに来た方から相談を受けた。今回の目的は、その方はスキーで火口を降りたいということを言っていたそうだ。日曜日の前日、土曜日の朝にご来光を山頂で見て、その後行方不明になった」

3人は火口側に700から800メートルほど下った別々の場所で見つかりました。

警察は1人の遺体を収容しましたが、残る2人はあす以降になるということです。

警察は3人の身元を調べています。

© 静岡朝日テレビ