八村塁が今月中にホークスへ電撃移籍も マレーとトレード交渉「合意に達する可能性」

八村塁(ロイター=USA TODAY Sports)

米プロバスケットボールNBAレイカーズの八村塁(26)が、早ければ今月中にホークスへ電撃トレードされる可能性が出てきた。

レイカーズはJ・J・レディック新監督が就任し、いよいよ来季に向けて補強計画を本格化させようとしている。そうした中で〝意中の恋人〟へのアプローチが進展しているようだ。

米NBA専門メディア「フェイダウェー・ワールド」は「レディックのような新人ヘッドコーチの下で優勝を争えなければ、チームは厳しく精査されるので市場での強化を懸命に模索する。冬にもデジャンテ・マレーの獲得に動いており、ホークスはトレイ・ヤングかマレーのどちらかを放出すると見込まれている。レイカーズもヤングには注目しているが、マレーのほうがレブロン・ジェームズやアンソニー・デービスとの連係がチームにずっと合っている。その結果、両チームはトレードに関して興味深い合意に達する可能性がある」と最新状況を報じた。

ホークス側は八村、ゲイブ・ビンセント、ジェイレンフッド・シフィーノ、2024年ドラフト17位指名権、30年ドラフト1巡目指名権を獲得し、レイカーズ側はマレー、ブルーノ・フェルナンドを獲得する大型トレードになる見込みだ。

マレーは球宴出場経験がありスティール王も獲得したスーパースター。レイカーズにとってはジェームズ、デービスと夢のトリオが実現する。一方のホークスにもメリットが大きい。「マレーを移籍させて大量の資産を獲得することは、優勝候補チームを築くためのより良い方法となるだろう。八村塁は昨季、平均13・6得点、4・3リバウンドを記録し、過去2シーズンで勝利に貢献できる選手であることを証明した。ディフェンスも大きく成長し(昨季は)プレーオフでも奮闘している」と同メディアは強調した。

そして、このトレードは今月中に電撃合意する可能性がある。「7月までにマレーをトレードで獲得できれば、レイカーズにとっては理想的だ。マレーを1820万ドル(約29億1200万円)の年俸で獲得できるからだ。マレーとホークスの契約延長は7月1日から発効し、レイカーズはそうなると2520万ドル(約40億3200万円)の年俸を支払わなければならない」と指摘。今月中にマレーを獲得できれば年俸を抑えられるレイカーズ側が交渉を加速させるとみられる。

パリ五輪に向けて最終候補メンバーに選出されたばかりの八村。代表合流前に電撃トレードが成立する可能性も十分ありそうだ。

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