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ガブリエル・ガルシア=マルケス著『エレンディラ』(ちくま文庫/鼓直・木村榮一=訳)への注文が相ぎ、顔写真の入った特別帯での緊急重版が決定された。
1972年に新潮社から初の邦訳が刊行されて以来、50年以上もの間文庫化されてこなかったことから「文庫化したら世界が滅びる」というネットミームが生まれるほどの存在感を放ってきた、ガルシア=マルケスの代表作『百年の孤独』。
ガルシア=マルケス没後10年の2024年4月1日、新潮文庫での文庫化が発表されるやいなや、SNSでは『百年の孤独』が大きな話題を呼んだ。
『百年の孤独』を入り口にしてガルシア=マルケスの他の作品も注目を集め、1988年12月にちくま文庫より刊行したガルシア=マルケスの短篇集『エレンディラ』は4月から6月までの3か月間で既に例年の5年分を超える冊数の注文があったのだという。
筑摩書房では『エレンディラ』の緊急重版を決定。このたびの重版分からは、ガルシア=マルケスの顔写真の入った特別帯を巻いての出庫となる。
(文=リアルサウンド ブック編集部)