「息子から離れない」 生後1か月の元保護ねこがお迎え翌日甘えモードに 悶絶する人が続出

息子さんから離れたくないのかぴったり寄り添うねこ【写真提供:なみそ(@omochi_nam01)さん】

新しいねこを迎え入れるときは先住ねこを優先させる――多頭飼いをする人にとっては聞き慣れたことかもしれません。X(ツイッター)では、先住ねこを優先して眠りについたところ、翌日にくっついて離れなくなってしまった子ねこが話題になっています。飼い主のなみそ(@omochi_nam01)さんに詳しいお話を伺いました。

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先住ねこを優先した翌日に子ねこが取った行動 「寂しかったんですかね?」

「昨晩は先住ねこを優先して別々で寝たせいか、息子から離れない」

そんなコメントとともに投稿された写真には、男の子の膝に乗る子ねこの姿が。別室で眠った寂しさからなのか、すっかり甘えモードになっているようです。こんなにもわかりやすく甘えられるとずっと一緒にいたくなってしまいますね。

その写真がXで公開されると、14万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「かわいさがあふれてる」「癒やされました」「すっかりお兄ちゃん子になってますな~。かわいいかわいい」「息子ちゃんの服の色ともマッチしてて本当のきょうだいですね」など、多くの声が寄せられています。

模様がまるでおだんご?【写真提供:なみそ(@omochi_nam01)さん】

4匹のねこが暮らす家にお迎えされたおだんごちゃん

話題になったのは、生後1か月の元保護ねこの女の子「おだんご」ちゃんです。ねこの保護活動をしている人から譲り受けました。

かわいらしいお名前は、背中にある3つの黒い丸模様が由来です。なみそさんのお義母さんには、その模様がお団子に見えたようで「おだんごちゃんやん!」とひと言。現在の名前を含めた合計12個の名前候補の中からトーナメント戦を行い、「おだんご」が見事1位を獲得したそうです。

おだんごちゃんのお迎えを家族全員、心待ちにしていましたが、実はお迎え前に決めたルールがあります。それは、「ういろう」くん、「おもち」ちゃん、「いなり」くん、「おにぎり」くんという4匹の先住ねこたちを優先するように心がけること。また、急に顔を合わせるとお互いにびっくりしてしまうかもしれないため、2週間くらいの時間をかけて会う時間をジワジワと増やし、慣れていってもらうということでした。

まだあどけない表情をうかべるおだんごちゃん【写真提供:なみそ(@omochi_nam01)さん】

先住ねこたちに安心してもらうために

こうして迎えた初日の夜。なみそさん家族と先住ねこたちは一緒の部屋に寝ているため、おだんごちゃんは別室で眠ることに。もちろんなみそさんは、おだんごちゃんに変わった様子はないか、夜中にときどき様子を見ながら過ごしました。

「やっぱり新しい子を迎えると、先住ねこは『私たちのことはもう好きじゃないの?』みたいな感じで不安になると思うんです。なので、ごはんの順番も先住ねこから……など、なんでも順番は先住ねこを優先して、安心してもらえるように努めた夜でした!」

話題の写真は、なみそさんの家で初めての夜を過ごしたおだんごちゃんの、翌日の様子を撮影したもの。すでに息子さんと信頼関係ができ始めているのか、ぴったりとくっついて離れなかったようです。

先住ねこのういろうくんと一緒に眠るおだんごちゃん【写真提供:なみそ(@omochi_nam01)さん】

一生懸命お世話をするういろうくんの姿

愛猫たちを気遣い、時間をかけて行う予定だった顔合わせですが、先住ねこたちはそんな計画はおかまいなしといった様子なのだそう。なんと、おだんごちゃんのいる部屋のドアを勝手に開けて、会いに行ってしまいます。

「とはいえ、やっぱり赤ちゃんのパワフルさにびっくりして帰ったりするので、まだお互い別々の部屋でゆっくりさせています。しばらくの間は寝る部屋を別にして、おだんごと先住ねこたちの様子をしっかり見て、臨機応変に対応したいと思います!」

おだんごちゃんとの相性は悪くないようで、Xの投稿からは先住ねこと一緒に過ごす時間が徐々に増えていることが感じられます。

そのなかでも、積極的にお世話をしてくれているのがういろうくんです。ういろうくんは、いなりくんやおにぎりくんが子ねこだったときにも、一生懸命お世話をしてくれていたのだそう。なみそさんの書籍「今日も猫だまり」(KADOKAWA刊)にはういろうくんが子育てするシーンが掲載されていますよ。

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