「ひろしまスタジアムパーク」8月1日全面開業 「HiroPa(ヒロパ)」の新たな5店も発表

8月1日、エディオンピースウイング広島一帯にオープンする「ひろしまスタジアムパーク」

 エディオンピースウイング広島(広島市中区)そばの広場エリアを整備する企業グループは27日、一帯の「ひろしまスタジアムパーク」を8月1日に全面開業すると発表した。商業施設「HiroPa(ヒロパ)」のテナントも新たに5店を公表。飲食や体験を楽しめる多様な全16店をそろえ、サッカー試合日以外もにぎわう公園を目指す。

 スタジアム東側で芝生広場を囲むように建てられた5棟には10店が入る。新たに発表したスイーツやコーヒーなどの4店のうち、果物を使ったサンドイッチの店はパーク側が設備を用意した期間限定の店舗。今後も飲食業に挑戦する人を後押しする区画にする。スタジアム1階には汁なし担々麺の店もオープンする。

 ほかに西側の本川沿いにある2階建て1棟では、スタンドアップパドルボード(SUP)やバーベキューの機材を貸し出す。東西エリアで計3カ所の公衆トイレや、大型の遊具なども設ける。

 NTT都市開発を代表とする10社のグループが整備、運営する。工事は9割以上が終わっているという。年200万人以上の来場を見込み、昨年3月に旧市民球場跡地で開業した「ひろしまゲートパーク」と集客で相乗効果を生む考えでいる。

 スタジアムで記者会見したNTT都市開発中国支店の中村高士支店長は「年間を通じて幅広い世代の市民や観光客が楽しみ憩える都会のオアシスにして、世界から選ばれる都市の実現に貢献する」と話した。8月3、4日には広島県内の特産品や観光PRのブースが集まる開業イベントを開く。

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