J3首位の大宮、10番つけた元ポーランド代表FWシュヴィルツォクが契約満了で退団…リーグ戦4試合2得点

大宮で1年間プレーしたシュヴィルツォク[写真:©超ワールドサッカー]

大宮アルディージャは27日、元ポーランド代表FWヤクブ・シュヴィルツォク(31)の退団を発表した。契約満了による退団となる。

シュヴィルツォクは2023年夏に当時J2の大宮に加入。明治安田生命J2リーグで10試合3得点を記録するも負傷離脱し、チームはJ3に降格。今シーズンはJ3で4試合2得点を記録していたが退団となった。

シュヴィルツォクは、クラブを通じてコメントしている。

「大宮アルディージャのファン・サポーターの皆様、1年間応援ありがとうございました!Kuba 10」

ポーランド代表としてもプレーしたシュヴィルツォクは、ポーランドのポロニア・ビトムで2011年7月にキャリアをスタート。2012年1月にはドイツのカイザースラウテルンへと完全移籍したが、2012年7月にレンタル移籍でポーランドのピアスト・グリヴィツェへレンタル移籍を経験。その後、カイザースラウテルンに戻ると、ザヴィシャ・ブィドゴシュチュ、グールニク・ウェンチナ、GKSティヒ、ザグウェンビェ・ルビンとポーランド国内を転々とすると、ブルガリアのルドゴレツへと完全移籍。再び、ピアスト・グリヴィツェへ完全移籍し、2021年7月に名古屋グランパスへ完全移籍で加入した。

名古屋では、2021シーズンの明治安田生命J1リーグで14試合7得点、YBCルヴァンカップで3試合1得点、天皇杯で2試合1得点、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で2試合3得点を記録。2022シーズンはエースとしての働きが期待された中、2021年12月10日にアジアサッカー連盟(AFC)の規律・倫理委員会にて、ドーピング違反疑惑が指摘された。

2021年10月17日に行われたACL準々決勝の浦項スティーラース(韓国)との試合で行われたドーピング検査で、A検体から禁止物質が検出。シュヴィルツォクはB検体の検査結果が出るまで2022シーズンのプレーが禁止されていたが、B検体からも禁止物質が検出。AFCからは4年間の活動禁止処分が下されていたが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴し異議が認められ、ザグウェンビェ・ルビンへと移籍。2022-23シーズンはエクストラクラサ(ポーランド1部)で5試合プレーし、その後大宮に加入していた。

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