日米韓、新設の訓練開始 北朝鮮念頭に複数領域対象

22日、韓国釜山に入港した米海軍の原子力空母「セオドア・ルーズベルト」(共同)

 防衛省統合幕僚監部は27日、日米韓3カ国が東シナ海周辺で同日、海空やサイバー空間など複数領域を対象にした新たな共同訓練「フリーダムエッジ」を開始したと発表した。29日まで。核・弾道ミサイル開発を進める北朝鮮への対応力を強化する狙いがあるとみられる。

 今月2日にシンガポールで開かれた3カ国の防衛相会談でフリーダムエッジの新設が決まった。訓練実施で北朝鮮が反発する可能性がある。

 防衛省によると、訓練には海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いせ」やイージス艦「あたご」、P1哨戒機のほか、米軍の空母「セオドア・ルーズベルト」や戦闘攻撃機、韓国軍の駆逐艦やヘリなどが参加する。

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