札幌の中心市街地の市道3本 「中通り」の魅力向上へ社会実験

札幌の中心市街地の中通りを歩行者にとって魅力ある空間にしようと、商店街などでつくる研究会がきょうから社会実験を始めました。

中通りでは施設の利用客は多いものの、歩行者が快適に滞在できる環境が整っていないことや、安全に通行できる歩行空間が不足していることが課題とされていました。実験の対象は札幌パルコ南側の「さっぽろシャワー通り」「南1西2中通り」「南1西3中通り」の3つの中通りです。

このうち、「さっぽろシャワー通り」では、ベンチを増設し、テーブルや日よけも新たに設けます。週末にはキッチンカーや屋台を呼んで飲食物も販売し、観光客も訪れやすい空間をつくります。また、「南1西2中通り」と「南1西3中通り」では、ポールやプランターを置き、車道の幅を狭めることで歩行者が安心して歩ける空間を確保します。

札幌大通まちづくり株式会社の服部彰治事業部長は「歩行者にとって安心安全で快適な空間を作りましょうというのは全国的な動きとしてある。少し休憩できたり、いろいろなことができる場所があるというのがこのエリアにとっては非常に重要」と話しました。

中通りの社会実験は10月まで続けられます。

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