旭川いじめ問題 ネット流出の黒塗りなし文書をサイト運営者が削除

旭川のいじめ問題の報告書とみられる文書が黒塗りされていない状態でインターネット上に流出した問題で、きのう夜、載せられていたサイトから文書が削除されました。

この文書は2021年、旭川で広瀬爽彩さんが凍死したことで旭川市教育委員会の第三者委員会がまとめたいじめに関する調査報告書とみられています。おととし公表されたものは遺族の意向で広瀬さんのプライバシーに関わるような内容については黒塗りで隠されていました。旭川市教委はきのう、文書を載せたサイトを運営する市民団体の代表に対し、「真偽不明な文書を公文書のように掲載している。新たな関連記事を掲載する場合は法的措置も考えている」などと電話とメールで削除を要請しました。市民団体の代表はきのうの夜、自身のSNSに「『遺族だけでなく関係生徒や当時対応した先生方にもしっかり寄り添っていく』との言葉を頂戴した。果たしたかったことが果たせた」などと投稿し、文書の削除に応じました。

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