「まだ6月だぞ!」“30号一番乗り”の怪物ジャッジに米衝撃…大谷翔平マニアの名物アナリストも「狂気の沙汰だ」

怪物が“30号一番乗り”だ。

現地6月26日、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが敵地ニューヨーク・メッツ戦に「3番・中堅」としてスタメン出場し、2試合連続の30号2ランを含む2打数2安打2打点、1四球と活躍。2位のガナー・ヘンダーソン(ボルティモア・オリオールズ)に4本差をつけ、メジャー本塁打数トップを快走している。

球場がどよめいたのは、7点を追う6回無死一塁の第3打席だ。メッツの2番手左腕ダニー・ヤングと対峙すると、カウント1ー2から甘く入った4球目のスイーパーをフルスイング。これが打球速度112.3マイル(約180.7キロ)、飛距離400フィート(約122メートル)を計測する左翼スタンドへの確信アーチとなった。

これで年間59発ペースというジャッジの爆発ぶりには、識者たちも驚きを隠せない。MLB専門チャンネル『MLB Network』の敏腕記者として知られるジョン・モロシ氏は、自身のX(旧ツイッター)で、「アーロン・ジャッジ。シーズン30号に到達した。彼はただただアメージングな存在だ」と称賛を送っている。
米放送局『FOX Sports』のアナリストを務め、稀代の大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)マニアとして周知されているベン・バーランダー氏も、「狂気の沙汰だ」と感嘆のコメント。地元紙『New York Post』でメッツ番を務めるマイク・プーマ記者は、「まだ6月だぞ!」と量産ペースに驚きを隠せない様子だ。

なお、同日に25号ソロを放った大谷とは、これで5本差。今季のジャッジは打率.309、OPS1.145とハイアベレージを叩き出し、77打点でもメジャートップに立っている。

構成●THE DIGEST編集部

© 日本スポーツ企画出版社