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“6月男”の勢いが止まらない。
現地6月21日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、本拠地で行なわれたロサンゼルス・エンジェルス戦に「1番・指名打者」としてスタメン出場し、2試合連続の22号2ランを含む2打数2安打2打点、2四球と大活躍。本塁打争いでリーグ2位のマーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)に2本差をつけている。
古巣相手に初めての一発が飛び出したのは、5回2死一塁の第3打席だ。ここでエンジェルスの3番手マット・ムーアと対峙すると、カウント1-1から真ん中に甘く入ってきた直球を強振。これが打球速度113.1マイル(約182.0キロ)、飛距離455フィート(約138.7メートル)を計測する右中間スタンドへの先制弾となった。
大谷の豪快アーチを受け、ドジャースのニュースを専門に扱う米メディア『Dodgers Nation』のダグ・マッケイン記者は、自身のX(旧ツイッター)を更新。「(試合途中で)今年6月のOPSが1.091だ。オオタニのキャリアでは、6月のOPSが1.168。どの月よりも高い数字。ジューンタニ(Junetani)は本物だ」と反応を示している。
また、米データ分析会社『Codify Baseball』は、6月に強いと言われる大谷のデータをあらためて共有。「ショウヘイ・オオタニは、6月にキャリア通算128試合に出場し、51本塁打を放っている。まったく信じられない」と感嘆の声を漏らしており、本塁打の直後には、「月ごとの長打率」を次のように紹介していた。
「3/4月 .576
5月 .507
6月 .757
7月 .538
8月 .515
9/10月 .491」
なお、試合はドジャースが延長10回の末に2対3と惜敗。これで貯金は、47勝31敗の「16」となっている。
構成●THE DIGEST編集部