“ギリギリダンス”の元ネタ「はいよろこんで」が大ヒット ショート動画で流行の新ミーム

“・・・ーーー・・・”というモールス信号から始まり、昔懐かしの絵柄で“ギリギリダンス”というダンスを踊るショート動画を見たことはないだろうか?

その元ネタであるYouTuber/アーティストのこっちのけんとさんによる楽曲「はいよろこんで」のMVが6月26日、1000万再生を突破した。

このMVはアニメーターのかねひさ和哉さんが制作。昭和30年代から40年代に流行した「大人漫画」の画風を再解釈したスタイルが特徴的で、楽曲と共にヒットを記録している。

こっちのけんとさんは自身のXを更新。「リリースから31日というスピード感に眩暈がしております」と驚きを伝えながら「これからも未熟で楽しい曲をつくってまいります」と抱負を綴っている(外部リンク)。

アップテンポな楽曲とレトロなMVに注目「はいよろこんで」

「はいよろこんで」は5月27日に公開された楽曲。作詞作曲をこっちのけんとさん、作曲と編曲をGRPさんが手掛けた。

アップテンポな楽曲の乗せた歌詞では、どこからが「病」なのか、どこまでが「我慢」や「優しさ」なのかを、こっちのけんとさん自身の経験を元に綴っている。

MVに採用されているのは、漫画家・手塚治虫さんらによるいわゆる「子供漫画」が台頭する以前に人気を博した「大人漫画」のスタイル。

かねひさ和哉さんによれば、こっちのけんとさんから「かねひささんが普段投稿されている4コマ漫画のタッチを活かしてほしい」との依頼があり、かねひさ和哉さんの4コマ漫画『カネヒサ君』のキャラクターをそのまま登場させているという。

踊りやモールス信号を活かした“ギリギリダンス”も人気に

MVは、6月22日に400万再生を突破すると、以降は1日で再生数が約100万回以上伸びるペースのヒットを記録。

MV中のダンスシーンを再現した「踊ってみた」動画や、サビ前に歌われるモールス信号の「トントントンツーツーツー」のシーンから別の動画に繋げるようなミームも登場。MVのヒットだけでない広がりを見せている。

楽曲自体も6月25日には、音楽配信プラットフォーム・Spotifyの公式プレイリスト「Gacha Pop」に追加。7月13日(土)からはJOYSOUNDでのカラオケ配信も決定している。

1000万再生を突破した勢いそのままに、今後もヒットを更新しそうだ。

© 株式会社カイユウ