長瀬智也がハードオフに売った機材を現役STARTO社タレントが購入 途切れない旧ジャニ「音楽ガチ勢」の系譜

長瀬智也(C)ピンズバNEWS

元TOKIOの長瀬智也(45)が自身の音楽機材をリサイクルショップ・ハードオフに売却したことがSNSを中心に話題を呼んだが、その機材の一部をジュニア内ユニット・7MEN侍の矢花黎(23)が買い取ったことが明らかになり、多くのファンが沸騰している。

都内のリサイクルショップが6月18日、X(旧ツイッター)に

《高級アンプ大量入荷!幻の絶品、ビンテージまで!ひと味違うラインナップが楽器STUDIOの魅力です!!アーティスト様に噂広がる、#TOKIO 八王子大和田店へレッツゴー!》

とポスト。ともにアップされた写真にはアンプなどの機材が並べられており、中には「TOMOYA NAGASE」と記載がある機材ケースもあった。

「その中にあった1つのアイテムを矢花さんが購入したことがジュニアのインスタグラムストーリーズで明らかになったんです」(ワイドショー関係者)

6月27日に更新されたジュニアのインスタストーリーズには、《#MYNEWGEAR》とハッシュタグをつけ、店頭で22万円で販売されていたギタープロセッサー(ギターアンプやエフェクトを再現する機材)を持った矢花の姿がアップされた。

「機材には長瀬さん使用時のデータがそのまま残っているというポストもありましたが、TOKIOの音、長瀬さんの音がそのまま出せる仕様になっているのではないでしょうか。矢花さんは会員制ブログでも機材を購入したことを報告し、以前の使用者のデータからいろいろ学ぶ、といったことを綴っています。

ストーリーズでもブログでも長瀬さんの名前は出していませんが、ストーリーズではTOKIOのキャップを被り、《大事にするのでもし良ければ使い方教えて下さい》と長瀬さんへのメッセージと思われる一文を添えています」(前同)

矢花の報告を受け、

《「以前の使用者の方のデータが残った状態」…良い物引き継いでくれたな矢花くん Jフレ担としてはJフレの魂を後輩くんたちが引き継いでくれることとても嬉しいよ〜》
《矢花くんなら絶対大事にしてくれるってみんなが思ってるの、本当に彼のこれまでの行動の表れだなと… TOKIO帽子被ってるところも愛が溢れてて素敵》
《長瀬にとってTOKIOの音はもういらないんだなっていうの実感しちゃうからとてつもなくさみしいけど矢花くんがたくさん使ってくれたら嬉しいな》

といった声がXには殺到。「矢花くん」はトレンド入りするほどだった。

「長瀬さんは作詞作曲編曲まで自身でこなすなど、ジャニーズタレントとしては異端の存在でした。自宅に音楽スタジオを設けるほどでしたからね。バンド活動にも超真剣に取り組んでいました。ただ、山口達也さん(52)が不祥事を起こし、旧ジャニーズ事務所を退所したことでTOKIOとしての音楽活動ができなくなってしまった。

ベースとボーカルも担当していた山口さんが抜けたらTOKIOでの音楽活動はできないと長瀬さんは考えていたと言われています。それだけが理由ではないでしょうが、音楽活動ができないこともグループ脱退、退所の1つになったと言われましたよね」(同)

■“音楽ガチ勢”長瀬智也から“音楽ガチ勢”矢花黎に継承された機材と魂

旧ジャニーズ事務所退所後、長瀬はプライベートで親交のある友人らとバンド・KODE TALKERSを結成。2023年6月には1stアルバム『Kode Talkers』を発表したほか、同バンドの楽曲『例のモノ』が今年の「鈴鹿8時間耐久ロードレース」の公式応援ソングに決定したことも6月21日に明らかになったばかり。

「長瀬さんが機材を売ったのは“TOKIOからの決別ではないか”という見方もありますが、そこまで深い意味はない気もします……。ただ、“音楽ガチ勢”とも言える長瀬さんの機材を、同じく音楽ガチ勢でミュージシャンからも一目置かれている矢花さんが購入したというのは感慨深いものがありますよね」(前出のワイドショー関係者)

矢花は音楽大学でギターとベースを学んだほか、公式サイトの特技欄には「ベース・ドラム・ギター・キーボード・ブルースハープ・DTM」と記載がある。

その矢花擁する7 MEN 侍は歌とダンスだけではなく、スケートボードやバンドができるグループとして知られ、2020年10月の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)出演時には「Jr.屈指のバンドグループで異端児」と紹介された。

「その7 MEN 侍でも矢花さんの音楽愛とテクニックは頭抜けていると言われています。世界的なギタリストのマーティ・フリードマンさん(61)やROLLYさん(60)が出演するYouTubeチャンネル『ROCK FUJIYAMA channel』にも出演。6弦ベースを見事に弾きこなし、マーティさん、ROLLYさんとセッションしていました」(前同)

同動画のコメント欄には、

《話してる時は控えめなのに演奏はゴリゴリに出てくるのめっちゃ良い》
《デビューしてないジュニアなのに、名だたるレジェンドとコラボしてる矢花黎くん、本当すごすぎる デビューしたらどうなっちゃうんや…マジでたのしみ》
《こんなに謙虚なのに、ライブで壊れる矢花黎をぜひご覧いただきたい》
《普段この感じなくせにライブではデスボで叫ぶし中指立てるし暴れまくるしよすぎる》

といった声が寄せられた。

「『ROCK FUJIYAMA channel』の動画ではギターも弾けるものの自身はベーシストだと話したり、謙虚な姿勢も好感が持てます。そして尊敬するアーティストとして長瀬さんの名前を挙げているんです。そんな矢花さんが長瀬さんの機材を“受け継いだ”というのは運命的なものを感じますよね」(同)

■キンプリ高橋海人も感じたSTARTO社の“ファミリー感”

旧ジャニーズ事務所のグループでは、男闘呼組、TOKIO、SUPER EIGHT、Aぇ!groupなどがバンド形式で活動している。

「その歴史が7 MEN 侍にも継承されていっているということですよね。旧ジャニーズ事務所が崩壊し、STARTO ENTERTAINMENTになってから、エージェント契約を選択するタレントやグループもあり、“ファミリー感”が薄れていっているという見方もあります。

しかし、長瀬さんの機材を矢花さんが引き継いだ点からもそんなことはないということがうかがえますよね」(前出のワイドショー関係者)

耳のケガで休養中だったKing&Prince・永瀬廉(25)に代わり、6月5日放送のラジオ番組『King&Prince永瀬廉のRadioGARDEN』(文化放送)に出演した高橋海人(25)もSTARTO社の“ファミリー感”に言及していた。

5月29日と30日に京セラドーム大阪で行なわれたSTARTO社の合同公演「WE ARE! Let‘s get the party STARTO!!」は、永瀬が耳のケガのため急遽欠席。高橋1人の出演となった。

高橋は当時を振り返り、「先輩後輩関係なくファミリーのみんなが“廉大丈夫か?”って」と心配してくれたとし、「本番中も支えてくれたりとか。本当に素敵なファミリーだなと思って。何かがあったらみんなで支えるし、バックアップしてくれる、盛り上げてくれるっていうのがこの事務所ならではだなと思って」と語った。

Xには、

《長瀬くんが長年大切に使ってきた機材が、全く知らない人じゃなくて事務所の後輩の手に渡ったことがすごくうれしいです! しかも、データが残ったままだなんて…TOKIOを感じられそうで胸熱》
《TOKIOの長瀬くんが売った音楽機材、ちょっと寂しいなぁと思ってたけど、後輩で音楽大学出身の矢花くんが光のような速さで購入したと聞いて泣きそうになった 矢花くんが大好きな長瀬くんの機材でまた音楽作ってくれるの楽しみ》

といったコメントも寄せられている。

長瀬から継承した機材で矢花はどんな音楽を奏でるのだろうか――TOKIOファンも大いに注目しているはずだ。

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