「置き配」盗んだ外国籍の男に有罪判決 群馬・前橋地裁高崎支部判決

 玄関前に置かれた「置き配」の荷物を盗んだとして、窃盗の罪に問われたベトナム国籍で住所不定の無職の男(25)の判決公判が26日、群馬・前橋地裁高崎支部であった。井筒径子裁判官は「規範意識が乏しく悪質で、刑事責任は重い」として、懲役1年4月、執行猶予3年(求刑・懲役1年4月)を言い渡した。

 判決理由で、井筒裁判官は、玄関前に置かれた荷物を見つけて「自分に使えるものがあれば使おう」などと考えており、犯行は「身勝手だ」と指摘した。

 判決によると、男は3月28日、高崎市内の住宅玄関先に置かれた保湿乳液1箱(購入価格2871円)を窃取。また4月4日には、同市内の住宅玄関先に置かれたコンタクトレンズ洗浄液1箱(購入価格955円)を盗んだ。

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