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JR四国の四之宮和幸新社長が会見に臨みました。赤字路線について前の西牧社長が廃止を含めた議論の必要性を強調していたのに対し、「今はまだその時期ではない」との考えを示しました。
おととい(25日)開かれた株主総会と取締役会を経て、正式に就任した四之宮社長です。きょう(27日)、初めての会見に臨み、来年度までの中期経営計画を踏襲し、引き続き安心で信頼されるサービスを提供したい、などと抱負を語りました。
JR四国は、抜本的な経営改善を求める国の行政指導を受けており、西牧前社長はこれまで、赤字路線の存廃を含めた”入り口の議論”を自治体と始めたいと、強調してきました。
これについて四之宮社長は、「いまはその時点に至っていない」「いずれは存廃を協議しなければならないが、まずは利便性を高めることを優先させたい」と話しました。
(JR四国 四之宮和幸社長)
「経営の問題のところについては存廃の議論に入らざるを得ない場面も今後出てくる可能性は当然あるかなと思っていますが、どちらかというとその路線の在り方の中で、地域公共交通、他のモードも含め、より利便性が高められるような取り組みを優先していきたい」
赤字路線の在り方については事業者や自治体が求めれば国が「再構築協議会」を設置することができますが、四之宮社長は、「協議会の設置にはこだわらない」と話しました。