「駅に着いたらタクシーがいない( ノД`)」とならないために 特急列車内からタクシーを手配する実証実験がきょう(24日)スタート【香川】

地方都市の移動の利便性向上にむけた取り組みです。JR四国の特急列車内からタクシーを手配できるサービスの実証実験が始まりました。

(米澤秀敏記者)
「JR予讃線の特急列車、いしづちとしおかぜできょう(24日)始まった実証実験です。JR四国と、タクシーのDX化を推進する徳島市の企業、電脳交通が共同で行います」

利用者はスマートフォンで二次元バーコードを読み取り、申し込みフォームに氏名や列車名、降りる駅などを入力し、送信します。事業者から手配完了のメッセージが届けば、駅を降りた時間にタクシーが到着しているという仕組みです。

(JR四国総合企画本部 永易雅志担当課長)
「タクシーが供給不足で特急の列車の駅を降りてもタクシーが待っていないということがありますので、そういったことを解消できるように、電脳交通と検討して今回の実証実験に至りました」

地方では駅のタクシー乗り場に1台もいない状態が珍しくなく、出張のビジネス客や旅行客の駅からの移動手段には課題があります。ドライバー不足などでタクシー事業者にも不安がある中、スムーズな乗り継ぎを支援し公共交通の利用を促したい考えです。

(JR四国総合企画本部 永易雅志担当課長)
「列車の中から予約できるというのは今までと違ってタクシーが使いやすくなりますので、まずは使っていただいて使い勝手のよさをお客様に体感していただきたいと思っています」

今回は香川県と愛媛県のあわせて6つの駅を降りる人が対象です。11月30日まで行われ、利用状況をみながらほかの地域への拡大も含めて検討したいとしています。

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