ごきげんよう皆様! 毎日暑いですわねーー!麦茶の美味しい季節になってまいりましたね。ガブガブと飲む麦茶にスイカ、ときたらイメージは夏の縁側?・・と、なると、そこに浴衣もぜひとも足したくなる着物女子(女史?)のリビングふくおか・北九州Web地域特派員REIですが、皆様、夏のお出かけに浴衣は着られますでしょうか? 夕涼みに浴衣、かっこいいですよね。
さてそういうことで今回は、大人に嬉しい帯結びを着付け教室「花楽」の教室の一つで、福岡市西区の宮浦にある「徳門寺」にて開催されている浴衣のレッスンへ潜入して参りました。
今回は、帯結び…皆様もよくご存じかもしれませんが「文庫結び」とまたその変形、大人女性が結ぶとカッコイイ結びである「片流し」を習ってきたよー。文庫結びも大人っぽくアレンジします。
ちなみに、過去には「浴衣の着方」と今回とは違う「簡単な帯結び」も掲載させていただいていますので「こちら」より合わせてごらんくださいね。
↓これが今日やるボスキャラ(最終形態)「片流し(文庫の変形)」です。
キリッとカッコイイ、それでいて可愛さもある大人な結び! しかも初心者向きの結び方なんですよ!
先生は、この道27年の親切丁寧でとっても優しい、山内豊翠さんです。創作帯結びで日本一を取られたこともあって、発信されている着物系のyoutubeでは、1万7千人の登録者もいるという! なんという心強い!
よろしくお願いいたします☆
徳門寺さんはこんなにきれいなお寺♪道順もわかりやすいよーー
車で福岡方面からなら、姪浜や小戸、生の松原などを通り越して「今宿」の交差点を糸島方向に右折。
曲がるのは「そこだけ」なんです。そのまま車をずんずん走らせたら、目印の海釣り公園が右手にあるのですが、そこを超えたら結構ちかく。右手にコンビニのヤマザキがあったらほぼそこです。大きなお寺さんだからわかりやすいのでナビってみてね。
広いーーー なんでも800年ぐらいの歴史があるお寺さんなんだとか。
美しいお庭にも癒されます。
レッスン終わったらお庭で撮影会も楽しいですよ。ちょうど紫陽花が咲いていたのでちょっとパチリ。
テーマは大人カワイクかっこよく!きりっと結んでいきますよ。
遊んでないでレッスンしましょうね(笑)
では浴衣を着たら~(浴衣の着方は、過去記事参照。下部に動画も貼っておきます)
さっそく半幅帯を結んでいきましょう。裏表が色柄が違うと楽しい仕上がりになります。
(わかりやすく今回、帯を変えて二回結んだので違う帯が出てきますが手順は一緒です)
サンプルモデル私(笑)真顔でゴメンなさい。
さて。これぐらいの長さをとって半分に折ったら(手、と呼びます)残りを胴に巻いていきましょう。
さっき取った手を半分折りにし、手を上にして帯を2回体に巻きます。巻きながらしっかり締めていきましょう。過去記事の帯の巻き方も参考にしてね。
脇のあたりの帯の下線から斜めに折り上げてクリップ(洗濯バサミでもOK)でとめると、ほどけなくって巻きやすいです
先程の手で、ぐるんとひと結び。
中央でギューッとしめたあと、結び目を縦にしたらほどけにくくなります。結んだら手は襟元にでもクリップで挟んでおきましょう。
タレ(手じゃない方、広い方)を根本からしっかり広げて羽(リボンのこと)を作っていきますね。タレは根元で広げたら緩みにくいよ。こんな感じ。
タレをパタパタと折りたたんで羽を作っていきますが、羽の幅は体の幅からはみ出ないぐらいが大人っぽいかな。(まぁ、ここはお好みなのですが、体の幅からはみ出ると動きにくいし帯が崩れる原因にも。)
アレンジとして今回はタレを屏風だたみにして羽にしました。裏表を使って、また重なりの長さを変えております。
(実は、ここで、片方の羽の長さをぐん、っと長くしたのが片流しなのでした。あら簡単!じゃありませんか?)
そうしたら次、ポイント!
今回は「大人っぽく」結びますのでお嬢さんのようなふんわりではなく、キリッとしたいんですね。
山(ダーツ)を入れていきたいのですが、手前に一山、奥に半山と「1.5山」取ります。お写真で確認してくださいませ。このダーツを取ることでボリュームが抑えられて仕上がりますです。
逆に可愛らしくお嬢さんに結んであげるときなどは山を2つ取るとOK。
表面の一枚だけでなく重なっている帯全てで山を作るのもコツです。
そうしたら上に出してある手を・・・上から羽にかけて巻いていきます。手はこの隙間から上に引き出します
引き出したら、手の残りはくるくるっと巻いてまとめて着物とおびの間に押し込んじゃいますね
よいしょよいしょ グイグイ☆
羽をバランスよく整えます。先ほどぐるぐる巻いたところをグイグイいれたでしょ?あれを土台にして帯を支える感じにしたらペッたんこにならず、きりっと立ってカッコいい、粋な感じになるよー。
ここはアレンジ力の見せ所。あえて裏面を見せたり、羽を上げたりして表情を付けましょうね。
じゃーん♪上手に出来ましたー これはハネを屏風だたみにするときに、重なりの長さを変えて二重にしてます。
形が整ったら・・リボンの上と左わきの帯の下をもってよいしょと右に回しリボンを背面に持っていって~
帯板を縦方向に差し込んで入れて…
そのまま寝せて入れますよ。
ちなみにこの帯板は「龍鬢(りゅうびん)畳表」でできている「りゅうびん帯板」で、通気性、抗菌性、にすぐれた貴重な帯板なのですよ!
と、まぁ、こんな感じで。
みなさん、素敵な仕上がりでございます。
片流しの動画も貼っておきますね
浴衣の着方も念のために貼っておきます
余談ですが… 浴衣の帯飾り(帯ヒモ、帯締めっぽく締めて使います)が今年は、100均一のダイソーで販売されています!色も数色あるし、なかなか使えそうです。二本で使ってもいい感じになるよ。
紐には帯留めっぽい飾りもついてるし、紐の先にも飾りがついてて可愛いので是非探してみてねーー!!!
皆様、どうもありがとうございました!
難しいところは、是非直接山内さんに習いにいらしてね!親切丁寧に楽しく教えてくださいますよ。
おまけ。
会えたらラッキー☆な、お寺の飼いねこちゃんたち(二匹いるのよ)今回の私の帯の柄とそっくりちゃんなのでした。
実は、暑くても寒くても、休みの時は年中着物を着ているREIが体当たりでお伝えしました またね~
着付け教室「花楽」(はなたのし) 山内 豊翠
メイン教室 福岡市西区富士見
徳門寺教室(月二回) 福岡市宮浦 1930
HP https://aio-housuikimono.jimdofree.com
YOUTUBE https://www.youtube.com/channel/UCSBqiLyD9Bdoy8cERqfxwEw