男子高校生が育児の疑似体験「将来お父さんになったときにいい体験になるんじゃないかな」【岡山】

男子高校生が「子育て」について考える取り組みです。倉敷工業高校で生徒が赤ちゃんとのふれあいを通じ、命の大切さなどを学ぶ講習会が開かれました。

赤ちゃんとのふれあいを体験したのは倉敷工業高校の電子機械科の2年生78人です。育児の疑似体験や助産師の話を通じて、親になるための心構えなどについて考えてもらおうと、岡山県などが企画したものです。

(講師を務めた助産師 長谷川喜久美さん)
「ぬくもりであるとか、笑顔であるとか、ほっとこちらが癒されるような温かい愛情を受け取ったり、愛を渡してあげたりしてもらいたいと思います」

講習会には0歳から2歳までの子どもだけではなく親も参加しました。生徒たちは親から子どもの抱き方や育児での苦労など話を聞き、子育てについて学びました。

(生徒)
「意外に軽くて。愛情を感じます。お母さんの」
「僕も将来パパになる可能性もあるので、しっかり勉強してちゃんとした子どもに育てられるような大人になっていきたいです」

また、生徒たちは母親から「父親も積極的に子育てに参加してほしい」などの意見にも耳を傾けました

(倉敷工業高校 原囿由紀子教諭)
「きょうのことで何か命のこととか子どものかわいいというところを感じてもらって、将来本当にお父さんになったときにいい体験になるんじゃないかなと感じました」

岡山県では今後も、県内の学校で生徒が子育てについて学ぶ機会を設けていきたいとしています。

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