Yoshifumi Takemoto
［東京 ２７日 ロイター］ - 新藤義孝経済財政相は２７日の月例経済報告後の記者会見で、ドルが１６０円を突破した足元の為替円安について、輸入物価を通じて国内物価を押し上げるリスクには十分注意が必要と述べた。
為替は経済の基礎的条件（ファンダメンタルズ）を反映して安定して推移するのが重要と述べ、足元の物価動向で、年金生活者や中小企業が厳しい状況にあり、早急に着手可能な即効性のある対策を行いたいと述べた。
昨年７－９月から今年１－３月期の国内総生産（ＧＤＰ）が建設総合統計の改定によって大幅下方修正された場合、３月の日銀によるマイナス金利解除は適切だったか、との質問に対しては、「金融政策は日銀の判断に委ねられている」と答えた。
