「すこし滞在時間が延びれば…」歩道を活用した賑わいづくりの実証実験 札幌市中心部で実施

札幌市中心部のいわゆる「中通り」で27日から、歩道を活用した賑わいづくりの実証実験がはじまりました。

本吉智彦記者)

「人工芝のうえに置かれたふかふかのソファー、実はここ、歩道なんです」。

札幌・中央区の札幌パルコの裏にある通称「シャワー通り」には歩道にイスやテーブルを置いて休憩できるスペースが、27日から設置されました。

この中通りは札幌駅前通に隣接しているものの、人通りが少なく、実証実験を通して通りの賑わいを作り出そうという試みです。

本吉智彦記者)

「こちらの車道、幅が狭く車は1台しか通れません。搬出入をおこなうトラックは歩道に乗り上げて作業をおこなっています」。

この歩道は普段、夜の時間帯の午後9時半から翌日の午前11時半にかけては沿道の店の搬出入のため駐車スペースとして活用されています。そして日中の午前11時半から午後9時半の間は歩行者用に切り替わります。

実施団体の代表・服部彰治さん)

「色んな方にこのエリアに来ていただいて、少し滞在時間が延びることがいいなと思いますので、そういった意味では少し休憩できるとかいろんなことができる場所があるというのがこのエリアにとっては非常に重要だと思います」。

歩道に誕生した憩いのスペース。さっそく市民が休憩に利用していました。

市民)

「あしたからもちょっと疲れたら休んで帰ろうという場所になると思います」。

市民)

「プールというか足ばしゃばしゃして水遊びできるところがあると楽しい」。

飲食物を持ち込むことも可能です。今後は、キッチンカーを呼ぶことも検討されています。キッチンカーはいま需要が増えています。

和菓子の開花)

「おかげさまで来月からたくさんの予定が入っておりまして私としてはうれしい悲鳴です」。

この実証実験は、8月末までのおよそ2か月間実施されます。

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