日航機墜落事故から8月で39年 地元の小学生が慰霊登山の杖にメッセージ 群馬・藤岡市

520人が犠牲となった日航ジャンボ機墜落事故から39年となるのを前に慰霊登山で使う杖に藤岡市の小学生が空の安全を祈るメッセージを書き込みました。

「もう二度とこのような事故が起こりませんように」

「安全に気を付けて登り帰ってきてください」

日航ジャンボ機墜落事故の慰霊登山で使われる杖に子どもたちのメッセージが書き込まれました。

杖は、車イスで生活している藤岡市の本多一助さんの手作りで、本多さんは1992年から杖を作り続け、これまでに3500本を手がけました。

地元の美九里東小学校では、事故の悲惨さや命の大切さを子どもたちに伝えようと2001年から本多さんの杖にメッセージを書き込んでいます。

子どもたちは、事前に道徳の時間で日航ジャンボ機墜落事故について学び27日を迎えました。杖を作った本多さんが見守る中、5・6年生26人が、空の安全などを願いメッセージを書いていました。

メッセージが書かれた杖は、上野村役場に贈られ、8月12日の慰霊登山に合わせ御巣鷹の尾根の登山口に置かれるということです。

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