生でもおいしい!スイートコーン28日から出荷 平均糖度は18度超えでフルーツのような甘み 永平寺町

果物のような甘さの永平寺町特産スイートコーンが収穫期を迎え、27日、出荷基準などを確認する目ぞろえ会が開かれました。

スイートコーンは甘味が強く水分が多いのが特徴で、永平寺町内では約7ヘクタールで29人の生産者が「ピクニックコーン」と「ドルチェドーロ」の2品種を栽培しています。

生産者の一人、渡辺与市(辺は旧字体)さんは永平寺町市野々にある約1ヘクタールの畑で去年からスイートコーンの栽培を始めました。この時期は、背丈が大きくなり倒れることや、虫が寄ってくることを防ぐために雄花を切る作業をしていました。

永平寺町特産のスイートコーンは、一般的なトウモロコシと比べると小振りですが、平均糖度は18度を超えます。生でも食べることができ、フルーツ感覚で楽しめます。

佐々木拓哉アナウンサー:
「新鮮な生のピクニックコーン、いただきます!びっくりするくらい甘く、みずみずしさもあるので、この暑い時期にぴったりです」

目ぞろえ会では、JA福井県の関係者や生産者が参加し、担当者から生育状況や出荷時の注意点などについて説明がありました。

その後、出荷前に余分な茎や葉を切って形を整える作業の実演も行われ、生産者たちは入念に作業の注意点などを確認していました。

永平寺町スイートコーン生産部会・大西泰弘会長:
「生で食べたときのジューシーな感じも、温めると糖度が増すので、さらに甘みを増したスイートコーンも味わってほしい」

出荷は28日から始まり、7月下旬までに約7万8000本の出荷を見込んでいます。JAの直売所や道の駅「禅の里」などで1本200円程度で販売されます。

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