【今週の注目カード】日本を代表するクローザーと好打者の名勝負「第二幕」がはじまる

NPB時代に日本を代表するクローザーと日本を代表する強打者として、多くの名勝負を繰り広げた松井裕樹と吉田正尚。その対決が、海を渡って再び実現するかもしれない。ボストンにパドレスを迎える3連戦で名勝負の第二幕が上がる。

2022年10月2日のシーズン最終戦。東北楽天対オリックス戦で勝利したオリックスが、2年連続リーグ優勝を決めた。この年を最後にNPBを去る吉田正尚と、日本を代表するクローザー、松井裕樹との対決も8回に実現。結果はストレートの四球となったが、それまで幾多の場面で手に汗握る名勝負を繰り広げてきた。

2016年から7年間、29回対戦して21打数7安打、8四球、3三振で打率は.333。2018年8月には9回に吉田が本塁打を放っている。

吉田のレッドソックス移籍から1年遅れで海を渡った松井は、ダルビッシュ有が在籍するパドレスに入団。韓国で行われたドジャースとの開幕戦でいきなり中継ぎ登板しホールドを記録すると、アメリカ本国開幕戦も含めて3月末までに4試合に登板し、本国開幕戦では初勝利もマークした。

その後も好投を続ける松井は、ここまで37試合に登板して3勝2敗8ホールド、防御率3.71とし、勝率5割を超える地区2位のチームに貢献している。

一方の吉田は、2023年の1年目から活躍し、140試合に出場して打率.289、15本塁打、72打点を記録した。2年目の今季も順調に開幕を迎えたが、4月後半に左手親指付け根を痛めて故障者リスト(IL)入り。6月11日(日本時間12日)に復帰後、徐々に調子を取り戻している。

6月29日からの3連戦は今季唯一の直接対決。ダルビッシュ有は26日に左股関節痛から復帰登板の予定だったが、右ひじの炎症で復帰が延期に。長期の離脱はなさそうで、回復が早ければこの3連戦で吉田との初対決が実現するかもしれない。

松井と吉田。再び顔を合わせる両雄の対決、今後も名勝負を繰り広げるであろう2人の対決、その第二幕は見逃せない。

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