阪神・佐藤輝 アウト判定に頭抱える 岡田監督へ必死にリクエスト要求 猛アピールも判定変わらず

 5回、安打を放ち二塁へヘッドスライディングする佐藤輝(撮影・飯室逸平)

 「阪神-中日」(27日、甲子園球場)

 阪神・佐藤輝明内野手が五回、アウト判定に頭を抱えた。

 0-0の五回1死、佐藤輝は初球のフォークを左前にはじき返した。左翼・細川が打球を処理する間に二塁を狙ったが、あえなくタッチアウトとなった。

 タイミングは完全にアウトに見えたが、佐藤輝はベンチに向かって大きなジェスチャーでリクエストを要求。岡田監督もそれに応えた。

 リプレー検証の間、球場にも映像が流れたが、佐藤輝は巧みに体をひねってタッチをかいくぐっているように見えた。観客席からはセーフを確信したような大歓声が起こったが判定は覆らず、落胆の声が漏れた。佐藤輝もアウトのジェスチャーに、頭を抱えて悔しがった。

© 株式会社神戸新聞社