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能登半島地震で甚大な被害を受けた珠洲市で“男性限定”の料理教室が行われました。男性だけを集めたのには深いワケがありました。
包丁を握るのも…
野菜を炒めるのも…男性ばかり。
一生懸命!でもどこか、ぎこちない様子です。
27日のお昼前。珠洲市にある仮設住宅の集会所で行われていたのは。
「3等分じゃないの?」
先生
「真ん中切って。ああー違う違う違う違う」
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女性の先生たちから厳しくも愛のある!?指導を受けていたのは、男性の“生徒”たちです。
行われていたのは“男性限定”の料理教室。男性の方が女性よりも家にこもりがちなことから交流できる機会を作ろうと初めて企画されました。
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参加したのは正院町に住む、40代から70代の9人。ほとんどが“料理初心者”です。
「自分で覚えて少しでも女房に楽にさせたい優しいでしょ?」
「妻の力になりたい」と教室に参加する人もいるなか…
先生
「塩でもんでください」
大鍛冶さん
「“塩”ないし。どう“しお”」
被災した自宅に妻らと暮らす大鍛冶(おおかじ)さん、75歳。
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大鍛冶さん
「“油”だけに“あぶら”いぞって」
ダジャレを言って盛り上げていました。もちろん、慣れない料理にも真剣です!
そして。「そうめんの担々麺」と「夏野菜の焼き浸し」が出来上がりました。
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「いただきます」
「いただきます」
「うん、うまいね」
大鍛冶さんは。
大鍛冶さん
「いやぁ、むずかしかったね」
「(Qたのしそうにしてたけど?)あんまりたのしくなかったね。家内の腕がいかに魔法のようにみえて」
集会所では週に3回、イベントを行っていて、今後も、男性向けの料理教室を行うということです。