横浜市 子育て支援アプリを開始 「with港南」は終了 横浜市港南区・横浜市栄区

「パマトコ」サイト画面

横浜市こども青少年局企画調整課は子育て支援のための情報を集めたサイト「パマトコ」のWEB版を7月1日にリリースする。

1つのサイト内で児童手当などの各種オンライン申請、地域のイベント情報の閲覧、公園、保育所、子育て支援拠点の検索などが可能になり、電子母子手帳の機能も搭載。1日午前8時からWEB版が運用開始となり、アプリ版を今秋にもリリースする予定だ。

区サービスを集約

港南区が提供するLINE上での子育て支援サービス「with港南」は、今回のリリースに伴い終了する。

「with港南」は2023年2月に横浜市公式LINEアカウントを活用して開始されたサービスで、港南区内のイベントの情報、保育園の空き状況、子どもの年齢に応じた情報などを配信してきた。当初から「パマトコ」を想定した実験の位置づけとして行われた取り組みで、役目を終えて6月末で終了となる。

なお、港南区こども家庭支援課によると6月20日時点での登録者は4215人。利用者からは「身近なイベント情報を得ることができて良い」など、好意的な意見が寄せられていたという。

また「with港南」から「パマトコ」になることで、市内全域の情報が発信され、自分の住む地区周辺の情報へアクセスしづらくなることも考えられるが、「パマトコ」には住んでいる地域や子どもの年齢で検索条件を絞り込む機能もある。港南区こども家庭支援課担当者は「利便性が低下するとは考えていない。『パマトコ』では『with港南』になかったオンライン申請が可能になる。一つのサイトでできることが増え、むしろ利便性が向上するのではないか」とした。

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