「イトマキエイバッグを作ってみました。背中で優雅に泳いでいます」
陸や海の生き物を題材にしたオリジナルバッグを販売されているかばん職人の「かばんばか(@kabababaaan )」さんが、新作のイトマキエイバッグを制作。SNSで注目を集めています。
6月20日、かばんばかさんが制作したイトマキエイバッグの写真をX(旧Twitter)に投稿したところ、「天才ですか…!」「可愛すぎて3度見くらいしたが」「永遠になでなでできそうです…」と大好評。
約3.3万件の「いいね」が集まっています。
公式サイトで販売中。ほかのバッグもかわいいものばかり!
「イトマキエイバッグ」は、リュックではなく肩掛けのショルダーバッグで、形はイトマキエイそのもの。実際に背負っているところを見ると、ペタっと背中にエイが張り付いているみたいです。
お腹側は白地のスタイリッシュなデザインで、キレイ目な印象。街で背負っている人を見かけたら、思わず振り返って二度見しそうなほどのナイスデザインですね!
イトマキエイバッグは、かばんばかさんの公式サイトで販売 されています。価格は4万5000円で、現在は売り切れですが7月18日20時に再販予定です。
公式サイトを見ると、ほかにも海や陸の生き物を表現したバッグやポーチなどが盛りだくさん! どれも、かわいらしいポーチやバッグ、コインケースになっているので、見ているだけで幸せな気持ちになりそうです。
BuzzFeed編集部は、かばん職人さんにお話を聞きました!
――「イトマキエイバッグ」がSNSで話題になっていますが、今の感想をお聞かせください。
「こんなにたくさんの方に見ていただけてうれしいです。『かわいい!』『ほしい!』など感想をいただけて、とても制作の励みになります。イトマキエイだけでなくほかの海の生き物などもカバンにしていくので、これからの新作もぜひ楽しみにしていてください!」
――イトマキエイをバッグにしようと思った理由や、制作時間を教えてください。
「以前からイトマキエイやアカエイなどのエイを作ってほしいという声をいただいていて、僕もエイはいい形をしている、シンプルだけど立体となると複雑な形でやりがいがあって挑戦してみたいと思っていました。こだわったので、着工から皆さんにお見せできるまでに半年ほどかかりました」
「口の部分を表現するのに白の革だけでなく奥行を出すため、この部分だけ黒色の帆布生地も重ねています。パーツや工程は多くなってしまうけど、シンプルなデザインの中にイトマキエイの可愛さをしっかり表現するため、こだわりと手間を惜しまないようにしています」
手間とこだわりが詰まった、イトマキエイのお口
――作品のバリエーションが豊かでびっくりです。多彩なかばんを作るようになったきっかけは何なんでしょう?
「これまでフルオーダーで500種類以上の鞄をつくってきたのですが、これが普通の鞄の注文があまりなく、自分の好きなものをそのまま鞄にしてほしいというオーダーをたくさんいただきました。みかん だったり、 テレビ だったり、焼き芋だったり、ダルマだったり、全部カバンにしてきました」
「たくさんのお客様の好きなものをカバンとして形にしていくうちに、今度は自分の好きなものも形にしようと思い、『まぐろ 』をカバンにしたのが始まりです。完成したまぐろバッグは我ながら最高で(笑)そこから自分が作りたいと思う好きなものをカバンにしていきました」
「作りたいものを作るきっかけになった」まぐろバッグ
――これまで作ってきた中で、1番お気に入りのかばんはありますか?
「どれも気に入っていますが、やっぱりまぐろバッグです。ファスナーで三枚おろしにできたり、カバンの背面はまぐろの骨の状態のデザインなど、とてもこだわって思い入れのあるカバンです。とても気に入っていたので、自分用に160㎝の巨大なまぐろバッグも作ってしまいました(笑)」
ギョッとするほど大きい!? 巨大まぐろバッグ
――イトマキエイバッグを見て、海の生き物系カバンが欲しくなった人も多いと思います。公式サイトを見る人たちに向けて、オススメのかばんをいくつか教えていただけますか。
「するめ(茶色)とさしみ(白色)の2色展開があるイカバッグ や、深海のアイドルという肩書を持つ メンダコ 、お腹の複雑な模様もしっかり表現した シャチバッグ などもおすすめです! 『水族館に連れて行くならこの子かな?』と思いながら選ぶのも楽しいです!」
イカしたデザインのイカバッグ。白と茶色の2色があります
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かばんばかさんは、 7月18日(木)から7月24日(水)の間、東京都渋谷区のショッピングモール「渋谷モディ1階」の出店スペース・SHIBUYA BASEで、入場無料の展示「海の生き物、カバンになっちゃった展 」を開催します。
こちらでは、かばんばかさんがこれまで販売してきた海の生き物シリーズのなかから、まぐろ、シャチ 、 マンボウ 、いか、メンダコ、 リュウグウノツカイ 、イトマキエイなど15種類のかばんが展示される予定です。
展示品は手に取ってみたり、触ったりするだけではなく、実際に購入できます。さらに店頭限定で、これまでオンラインショップでは販売したことのない未発表の作品や、一点ものの作品の展示販売もあるそうです。
今回紹介している等身大160cmの巨大まぐろバッグのお披露目もあり、実際に背負って写真撮影などもできるそうです。記事を見て気になった人は、足を運んでみてはいかがでしょう?