W杯最終予選で日本と3回連続で同組に。豪州指揮官が描くシナリオ「育成に多大な努力を注いできた。能力を発揮するチャンスだ」

アジアサッカー連盟は現地6月27日、マレーシアのクアラルンプールで北中米ワールドカップ・アジア最終予選の組み合わせ抽選会を実施。グループCの日本はオーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシアと対戦することになった。

森保一監督は「予想通り厳しいグループに入ったな、という第一印象です」と語る。一方、W杯の最終予選では、3大会連続で日本と同じグループに入ったオーストラリアのグラハム・アーノルド監督は、「今後12か月間に何が待ち受けているのかを明確に理解できて良かった」と、熾烈な戦いに向けて気持ちを高めている。オーストラリアサッカー連盟の公式サイトが伝えている。

「過去数か月、私たちは今後の道のりがどうなるかについて、様々なシナリオを検討してきた。それが今後、計画の加速に役立つだろう。今、私たちは準備すべき詳細に直面しており、来年の今頃までに直接予選を通過することだけに集中している。

抽選の結果がどうであれ、困難を伴うことは分かっていた。予選通過という目標を達成するには、私たちの考え方、信念、そして友情が不可欠であり、これらの困難を受け入れることが重要だと感じている」

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2018年から代表チームを率いる60歳の指揮官は「我々は選手たちの育成に多大な努力を注いできた」と胸を張る。そして「今後12か月は、彼らがワールドカップへの道のりの重要な時期に、国際的なサッカー選手としての能力を発揮するチャンスとなる」と期待を寄せる。

歴戦の智将が鍛え上げた“サッカールーズ”は、森保ジャパンにとって手強い相手となりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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