「定額減税の書類送る」「払い戻しがある」 税務署など名乗る還付金詐欺で84万円詐取される 大分市の60代女性

大分中央署は27日、大分市の60代女性が税務署職員を名乗る還付金詐欺に遭い、現金約84万円をだまし取られたとして、防犯メールで警戒を呼びかけた。

署によると、被害者宅固定電話に税務署職員を名乗る男から「定額減税についての書類を送ります。納税超過分の払い戻しがあります」などと電話があった。その後、金融機関職員を名乗る男から「ATMに行き到着後に電話をしてください。」などと電話で指示された。被害者は相手から指定されたATMに到着後、相手に携帯電話で電話をかけ、指示に従いながらATM機を操作して相手の口座に現金を振り込み、だまし取られたという。

同署は「電話で定額減税による払戻金などの話が出たら詐欺を疑い、家族や警察に相談をしてください」と注意喚起した。

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