警察庁長官「信頼回復の道筋を一日でも早く明らかに」 県警への特別監察に言及 鹿児島

鹿児島県警の不祥事を受けて、警察庁が6月24日から行っている県警への特別監察について、露木康浩長官が言及しました。

警察庁・露木康浩長官
「鹿児島県警察に対する信頼回復のための道筋を一日でも早く明らかにすることが重要」

警察庁は、鹿児島県警の前の生活安全部長や現職警察官の逮捕が相次いだことから、6月24日から県警に対し、不祥事の原因究明や再発防止策の策定のために特別監察を行っています。

露木長官はこの特別監察を通じて、不祥事対応の知見を蓄積している警察庁が県警のこれまでの対応を見直すことで「バージョンアップを図る」としています。

また、枕崎署の警察官の盗撮事件を巡って、捜査の的確な指示や確認を欠いたとして、県警の野川明輝本部長に下された長官訓戒処分について、松村祥史国家公安委員長は各委員の意見を紹介しました。

委員からは本部長の処分に対して「判明した事実についてはできる限り公表すべき」「本部長の捜査指揮を含め原因分析と再発防止の検討をしっかり行うべき」などといった意見があったということです。

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