中国、惑星探査の次期ミッション計画を発表

中国、惑星探査の次期ミッション計画を発表

火星探査機「天問1号」の火星着陸の様子を示したイメージ図。(2021年5月15日撮影、北京=新華社記者/金立旺)

 【新華社北京6月27日】中国国家航天局の卞志剛(べん・しごう)副局長は27日、国務院新聞(報道)弁公室の記者会見で、惑星探査の次期ミッション計画について次のように説明した。

 中国は2025年前後に惑星探査機「天問2号」を打ち上げ、小惑星探査を行う。30年前後に「天問3号」と「天問4号」を打ち上げ、火星の試料(サンプル)を採取し地球に持ち帰る「サンプルリターン」と木星系を探査するミッションをそれぞれ行う。

 天問3号と天問4号のミッションは現在、基幹技術の難題解決に一段と力を入れており、実施計画の細分化と論証を進めている。

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