ソフトバンク東浜巨「初回の投球が全て」6回10安打3失点で4勝目ならず 通算1000投球回達成も立ち上がりに泣く

力投する東浜(撮影・早浪章弘)

◆オリックス3―1ソフトバンク(27日、京セラドーム大阪)

ソフトバンクの東浜巨投手(34)が6回3失点と粘りの投球を見せたが、今季4勝目とはならず、2敗目を喫した。6回91球を投げ、10安打3失点、1奪三振だった。

初回先頭の福田周平に遊撃内野安打を許すと、続く森友哉に甘く入ったカットボールを捉えられ、特大の先制2ランを許す。さらに2死一、三塁となってセデーニョに中前適時打を浴びるなどこの回3失点。2死を奪った時点で通算1000投球回を達成したが、笑顔はなかった。

その後は立ち直り、無失点を継続。5回は2死一、二塁で西野真弘に中前打を許すも、中堅手佐藤直樹の本塁への好返球で無失点で切り抜けた。6回も得点を許さず、ここでお役御免。降板後、「初回の投球が全てだと思います。森選手のホームランはもちろんですが、その後の3点目を取られた場面を、何とかしなければいけなかった。悔いの残る投球になってしまった」とコメント。記念すべき登板だったが、白星ゲットはかなわなかった。

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