サヨナラ負けの巨人・阿部監督 先発井上の課題を指摘「自分で操れないボールを永遠に投げていてもね」

 4回、勝ち越しを許し、厳しい表情の阿部監督

 「DeNA5-4巨人」(27日、横浜スタジアム)

 巨人は十回にサヨナラ負け。勝率5割となり、4位に転落した。

 八回に岡本和の13号2ランなどで3点差を追いついたが、十回は1死からケラーが宮崎にサヨナラ被弾。打たれた瞬間、マウンドで頭を抱え、痛恨被弾を悔しがった。

 先発した井上は4回を5安打3失点で降板。桑原、佐野に一発を浴び、五回の攻撃で代打を送られた。

 阿部監督は3点を追いつく粘りに「そうだね、それが今日の収穫」としながら、先発の井上に言及。「自分で操れないボールをずっと投げているから、そこはやっぱり切り替えられないと。そういう投球を知らない」とし、「試合中に言ったんだけど自分で操れないボールをずっと永遠に投げていてもね。そこで違う球種でいったりっていう。勉強ですよ」と、レベルアップを求めた。

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