「ぼったくりバーのよう」美容医療トラブル相談相次ぐ 厚生労働省が検討会の初会合

脱毛や脂肪吸引などの美容医療をめぐってトラブルの相談が相次いでいることを受けて、厚生労働省は美容医療の適切な実施についての検討会を初めて開きました。

国民生活センターによりますと、美容医療をめぐる健康被害や契約などに関するトラブルの相談件数は昨年度に6255件と、増加しています。

これを受けて、厚労省はきょう、美容医療による被害を防ぐために医師などによる検討会を立ち上げ、美容医療の適切な実施について議論を始めました。

検討会では美容医療について「モラルを逸脱している医師が多い」「ぼったくりバーのようだ」といった声があがりました。

検討会は美容医療の課題を整理した上で対応を検討し、年内を目途にとりまとめを行う予定です。

美容医療はほとんどが、費用が全額患者の自己負担となる「自由診療」となっていて、診療の内容が妥当かどうかなどについて第三者が確認する制度はありません。

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